ポートフォリオで絶対やってはいけないこと -そのファイル、容量いくつですか?-

ポートフォリオ

こんにちは!

今日はポートフォリオをまとめる際に絶対にやってはいけない例をご紹介!

私が採用をやっていてたまに目にするポートフォリオの実例なのですが、絶対にこうならないように見直ししてみることをおすすめします!

デザイナーは見る人を常に意識しなくてはなりません。この記事にあるようなポートフォリオを作ってしまうとデザイナーとしての資質を疑われかねません。

どんなポートフォリオかというと・・・。

ポートフォリオのデータサイズが極端に大きい・・。

これです。

私の拝見したポートフォリオの中で最も大きかったファイルサイズは2.5GBです!映画が一本入っているのではないかと疑うばかりの容量の大きさでした。

その時のことはよく覚えています。ポートフォリオを見るためにダウンロードを始めたのですが、なかなか完了しませんでした。しばらく待ってようやくダウンロードが終わった圧縮ファイルの容量を見てみると2.5GB、解凍にも少し時間がかかりました。

どんな作品が入っているのかと見てみると、なんのことはないパワーポイントのデータでページ数も30ページ程度のものでした。すべて画像のみです。しかしそれでも2.5GB!

よくよく見てみると、解像度のとても高い無圧縮の画像データが大量にそのまま貼られているようでした。ページ送りするときの動作ももっさりしていた気がします。

もちろん、中に入っている作品を含めてポートフォリオそのものを評価するので、容量が大きかったとしてもそれだけを理由として落とすということはしません。

ただ・・・、容量も含めてポートフォリオの一部であると言うことはできると思っています。

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

デザイナーとしてのセンスを感じない

デザイナーが作るものは基本的に目的があるものです。しかもその多くは複数の問題を解決するもものが求められることが多いのです。デザインは設計です。何かを解決しないといけないのです。

容量が極端に大きいと見る側にとってどんな問題が起こるでしょうか?

・データのダウンロードに時間がかかる

・データの展開に時間がかかる

・場合によっては見ることができない場合もある

・不安になる

基本的に見る側の時間を奪うというデメリットが発生します。選考する人は現場のデザイナーです。多くの場合自分の仕事の合間に選考をしています。無駄に時間を掛けさせるのは選考者の仕事のじゃまをしているに等しい行為です。

また、人は掛けた時間の分だけ多くの見返りを求めてしまう傾向があります。長く時間を掛けたということはそれだけ期待値も上がってしまうので、ポートフォリオの品質ハードルが上がりやすくなってしまうという弊害も考えられます。

昨今では通信速度も向上しマシンスペックも上がっていますので、見られないということは考えにくいです。

しかしそれでも時として、人事スタッフの非力なパソコンで見る場合なども考えられますので、データを展開しやすく見やすい状態にしておくという最低限の気遣いはしておきたいところです。

見る人がどういう環境でどういう手順でポートフォリオを見るのかをイメージしておかないと、こういったことが起こりがちです。こういった思考ができていない人はセンスを感じないですね。

選考する人にこういう印象を持たれてしまうと、ポートフォリオそのものが正しく評価されない可能性も出てきます。

ポートフォリオのデータサイズどれくらいですか?

前回の記事で、選考する人がどういう環境でポートフォリオを見るのかというイメージをし、pdfなどの形式を使ってデータでまとめておくべきだという記事を書かせていただきました。

選考する人がどういう環境でポートフォリオを見るのかというイメージを持っておけば、選考者が困ってしまうようなこと、迷ってしまうようなこと、勘違いさせてしまうようなことは極力避けていくべきということがわかってくると思います。

皆さんは自分のポートフォリオのデータサイズを知っていますか?気にしたことありますか?

ポートフォリオの選考はディスプレイ上で行われます。印刷に耐えうるような高解像度のデータが必要でしょうか?ディテイルを見せたいのであれば違う見せ方はできないでしょうか?

無圧縮である必要があるでしょうか?自分の作品の中で見てもらいたい部分を評価してもらうために必要なラインはどのあたりでしょうか?

デザイナー志望であるなら、自分の手の届く範囲のことは出来得る限りの気を使って、見る人に自分の宣伝をしていく必要があります。どう評価されたいのか、どこを見てもらいたいのか、快適に見てもらうためにはどうしたらいいのか?

そのデザイナーの気遣いの一つとしてデータの容量を気にすることはとっても大切です。

ぜひ自分のデータ容量を確認して適切な大きさになっているか確認してみてください。

どれくらいの容量が適切なのか?

ではどれくらいの容量なら良いのでしょうか?

これはポートフォリオの内容、ページ数、作品数によってまちまちなので一概には言い切りにくいのですが、目安として、30〜60ページのポートフォリオであれば、10MB〜30MBくらいが一般的でしょう。

ただし、100MB前後であればダウンロードも展開も確認も特に問題はないので、必要以上に容量を削る必要はありません。

ただし800MBとか1GBを超えるような容量になっている場合は要注意です。もう一度自分の作品の容量を確認してみましょう。人生の大きな転機を迎える就職活動です。やれることは全てやって選考に臨むようにしましょう!

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