【ゲーム業界】ポートフォリオは何ページがベストなのか大解説!

ポートフォリオ

こんにちは!ヘイハチです。

今日は誰もが気になっているであろうポートフォリオのページ数について解説していきたいと思います。ゲーム業界のデザイナー志望の方向けの記事です。

ページ数が少ないことのデメリット

まずはページ数が少ない=作品が少ないとどういうデメリットがあるか考えてみます。

どれだけ品質の高い作品があったとしても、ポートフォリオのページ数が極端に少ないと以下のような弊害が起こりえます。ここでいう少ないページ数とは15ページ以下のポートフォリオをイメージしています。

・能力の評価ができない

 →単純に能力評価が正常に行えなくなります。安定してどの程度のクオリティで作品を作れているのかがわからず、選考がしにくくなります。

・創作に対する意欲が低く見られる

 →これも大問題です。モノつくりの現場では基本的に、創作意欲の高い人が求められます。そもそも何かを作るのが好きでない人に品質の高いものが作れるわけがありませんので。

・学習の経験がないように見えてしまう。

 →ゲーム業界のデザイナー志望の方はだいたい専門学校か美大出身が多いですが、その学校で授業は受けていてもそれ以外の学習や個人制作をしていないと思われてしまいます。こちらもモノつくりが好きではないように思われてしまうリスクがあります。

・自分の技術を伝えきることができない。

 →そもそも作品数が少ないと、自分にどのような技術があるのかを伝えきることができません。様々なテイストで作品が作れる技術があったとしてもそういった作品が少なければ人に伝えることはできないのです。

このように、作品数が少なくてページ数も少ないと、正当に評価されなくなる可能性が高まります。ある程度の作品数、ページ数が必要だということがわかってもらえると思います。

ページ数が多いことのデメリット

逆にページ数が多いことにデメリットはあるでしょうか?

これに関しては、あまり気にしなくて良いと思います。

弊害として考えられることとしては以下のことがありますが、影響は軽微と言えます。

・データ容量が大きくなってしまう。

 →少ないページ数のものと比較すれば大きくなりがちだが、画像フォーマットや解像度を調整することで回避できる。

・管理が大変

 →ポートフォリオを更新するときや、現物のポートフォリオとして印刷するときなどに管理が複雑になったり、印刷の手間や経費が増えたりすることもあるが、少し手間が増えるだけなので、自分の努力だけで解決することができる。

・評価に繋がりにくいケースがある。

 →同じような作品が続いてしまったり、制作途中の作品が増えてしまうと、数が多いだけで品質は変わらないと評価されることがありますが、マイナスになることはあまりないので気にしなくても構わないでしょう。

・センスを問われる可能性がある。

 →デメリットとして、最もリスクと考えるとしたらこれでしょうか。デザイナーは効率よく他者に何かを伝える仕事です。冗長なデータは敬遠される職種でもあります。たとえ学生のポートフォリオとはいえ、デザイナー志望ですので効率を考えることは必要です。その点で印象を悪くする可能性はあります。

このように、多少のリスクやデメリットは考えられますが、ページ数が多くなることに関してはあまり気にしなくても良いでしょう。

ただし、ページ数を稼ごうとして、品質の低い作品を入れることは絶対にやめましょう。これは評価を下げることに繋がりますのでやってはいけません。

最適なページ数は?

以上を踏まえた上で、最適なページ数はだいたい30ページから50ページだと考えられます。

この数字は、最低限自分の能力を人に伝えるために必要な量でもあり、ポートフォリオを評価するのにも丁度いい量だと思います。

私が20年間ポートフォリオを見てきても最も多いのがこれくらいの物量のポートフォリオです。

構成もしやすく、編集管理も問題ない量ですし、ひとまずは30ページのポートフォリオを作ることを目標にしてみると良いと思います。

ポートフォリオは就職活動が終わるまで更新し続けるものです。時間が経てば自然にページ数は増えていってしまいます。まず30ページのポートフォリオ作って、少しづつページを追加していくようなイメージで就職活動を展開していくのがおすすめです。


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