こんにちは!
今回は前回の記事の続きです。採用側が見ているポートフォリオの大事な部分の続きを話していきたいと思います。

その2:品質の高い作品があるか
基礎力の次に見るのは、オリジナルの作品のクオリティです。
これもよく考えてみれば当然のはなしですね。ただし、これもあまり理解できていない方がたくさんいるのもまた事実なんです。
ポートフォリオを見る側から考えると、少なくとも1つでもいいので自分が作れる最高品質のものを入れてもらいたいです。
最高品質とはなにか?
自分が自信をもって(持てなくてもいいんですが)一番最初に人に見てもらいたい代表作みたいなものですね。この代表作は、妥協なく、自分の技術のすべてを使って、隅々まで手を入れて、自分の力ではこれ以上どれだけ時間を掛けても品質をあげることができないと思えるくらい作り込んだ作品の事を言います。
こういった作品がないと、どれだけのクオリティで物を作れる人なのかを判別することができないからなんですね。
「ポートフォリオにはこれくらいの作品しかないけど、本気出せば描けますよ」って言われても本当かどうかなんてわからないじゃないですか。デザイナーは作ったものでしか評価されない職業です。そのデザイナーを志望している皆さんはこの段階でデザイナーとしての厳しさを体感することになります。
みなさんが作れる最高のものを必ず1枚は入れてみてください。

代表作を作ろう
上の項で書いたように代表作を作ることはとても重要です。
いろいろなポートフォリオを見ていて思うのですが、作品数は多いけれど、一つ一つが未完成のように見えて、仕上がっていない作品ばかりのポートフォリオがたくさんあります。
そういうポートフォリオを見ると、「ラフまでは作れるけど、仕上げる技術がないのかな」とか、「飽きっぽくてすぐ投げ出してしまう性格なのかもしれない」などとマイナスのイメージを持たれるどころか、これからデザイナーとなってお金をもらう側に回るのに、手を抜いて描いてしまうような人なのかなと思われてしまう可能性さえあります。
それに仕上げまで完成していないと、質感の表現や光源計算などができているかどうかを判断することも難しくなります。
ポートフォリオの中にラフやエスキースを入れるのは問題ないですが、きちんと仕上げた作品があってこそ評価されるものです。
作品数も大切ですが、品質の低い作品がいくらたくさんあっても評価は上がりません。クオリティを上げる訓練のほうが優先度が高いことをぜひ知ってもらいたいです。
更新し続けることが大事
ポートフォリオを作っていて誰もが直面することだと思いますが、ポートフォリオを作っている途中に以前に作った作品の品質が気になってくることがあると思います。当然ですよね。自分は日々成長しているわけで、作品を作った時点よりも今の自分の能力が上がっているのですからね。
その場合どうしたらいいか・・・・。そう、更新するんです。
もうすでに作り終えた作品に手を入れるというのは人によってはモチベーションも上がらないでしょうし、億劫に感じてしまうかもしれません。
気持ち的には新しい作品に着手したくなると思いますが、ポートフォリオの目的を考えると新しい作品にコストをかけるよりも、以前の作品を手直ししてコストを抑えつつ品質の高い作品を一つ用意するほうが有利な場合が多いです。
過去の作品を見ていてどこかイケてないところを見つけたら、ぜひ直すということをしてみてもらいたいです。
続く
ちょっと長くなってきてしまいましたので、続きは次の記事で話したいと思います。
しっかりとした基礎力を身につけ、その力を生かして(自分なりの)最高品質の作品を作る。
ここがまず大事なことです。
最も大切なのは描く力=基礎力をつけるための訓練です。その基礎力を生かして高品質な作品を作るという優先度を間違えないように、時間の使い方を考えてみてください。

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